◆校長日誌◆
【飯南校長日誌】がんばれ受験生!みなさんを待っています。
あす2月26日(金)は県公立高校で学力検査が行われます。きょうは受験生が力を発揮できるようにとの思いを込めて会場整備を行いました。受験生を待つといえば、飯南ちかく、加治橋近くの入間川畔に飯能ライオンズクラブの方々によってまかれた菜の花が花を咲かせ始めています。春はすぐそこまで来ています。ほどなくこの場所の見事な桜並木と黄色い菜の花のコントラストが見られると思います。
同じ場所に、昭和3年(1928年)にはじめて加治橋が架けられたときの親柱が残されています。「かちはし」とあります。橋や川の名を彫るとき、水が濁らないようにという願いを込めて、にごらない(濁点をつけない)ようにすることが多いと聞いたことがあります。
2学年保護者会・進路説明会を行いました。(令和3年2月13日(土))その席でこんなあいさつをしました。
本日は、進路説明会にご出席いただき、誠にありがとうございます。保護者の皆様には、日頃から本校教育にご理解と御協力をいただいておりますこと、先日の修学旅行の中止に関しご対応いただいていることに感謝申し上げます。先日、3年生も全員の卒業が決まり、それぞれの進路に向けて羽ばたくばかりになりました。いよいよみなさんのお子様の番です。修学旅行を終わり、生徒も進路に向け気持ちを切り替えたタイミングでお話ししたかったのですが…。
進路については進路先で頑張る自分をイメージできるよう時間をかけて調べるのが大前提ですが、彼や彼女にはどのような強みがあるのか、何が足りないのかを冷静に考える必要があります。それから先は戦略的に考えてほしいと思います。
就職なら、この企業は、何をどの程度評価するのだろうかということ。「真面目な人を求む」といっても、A社の言う「真面目」は「上司の指示どおりに細かい作業を根気強く続けられる人」のことで、B社の言う「真面目」は「他人からの指示を待つのではなく、いろいろと試してみて自分でやり方を見つけ出す」ことだったりするかもしれません。
進学なら、試験の科目、1問当たりの点数はどうなっているのか。問題のパターンが自分に合っているのか。推薦入試をねらうなら自分の成績や出席状況は基準に合っているのかなど、確認しておく必要があります。
よく生徒は「自分なりにがんばった」といいます。進路の場合、「自分なり」「自己満足」ではダメなのです。まずは作戦会議が必要です。その結果決意が固まったら過去の問題にあたるとか、模試を受けるとかして、現在の自分の実力を冷静に点数にする必要があります。今の自分は何点とれるのか。うめなければならない点数は何点なのか。時間はどのくらいあるのか。とすればどんな勉強をどのくらいすれば合格点に届くのか。
具体的なお話はこのあと説明いたします。個人相談の時間もとってありますので、疑問の点は解決して不安なくおかえりいただきたいと思います。まずは生徒の成長を第一に、手を携えて協力体制を敷ければと考えております。本日はよろしくお願い申し上げます。
「令和2年度体罰等の実態把握に関するアンケート」結果について(令和3年2月4日)
ご多用中にもかかわらず、「体罰アンケート」へのご協力をいただき、ありがとうございました。649名(生徒327名・保護者322名)の方から回答をいただきました。
管理職がすべて開封し、すべてのアンケートを読ませていただきました。
アンケート回答「体罰なし」とは別に、生徒への指導のあり方をめぐってご意見をいただきました。いただいたご意見については、記入者のプライバシーに配慮したうえで、教職員に周知のうえ注意を喚起し、よりよい支援を行うようあらためて確認しました。
本校では、いただいたご意見をもとに、教職員一同、生徒一人一人の成長に向けたよりよい支援に努めてまいります。
ひきつづきご理解、ご協力をお願いいたします。
令和3年2月 埼玉県立飯能南高等学校長 内 田 正 俊
【飯南校長日誌】学校近くに白鳥の姿が
飯能南高校近く、入間川にかかる加治橋の付近に白鳥の姿を見ることができます。初めて見かけたのは、1月26日(火)でしたが、しばらくの間出勤時の楽しみになりそうです。つがいではないのか、2羽いるみたいですが、橋の上流側と下流側に1羽ずついることが多いようです。写真を撮りたいのですがなかなか近くに寄ってくれません。
【飯南校長日誌】「立春大吉」にあやかって平穏に過ごせますように
寒い日が続きますが、3年生の学年末考査が始まりました。
2月に入るとすぐ立春です。旧暦では立春は1年の始まりとされていました。2021年の立春は2月3日ですが、2月3日になるのは124年ぶりとのこと。(2020年は2月4日でした。)
ところで、あるお宅に「立春大吉」の御札(おふだ)が貼られているのを見かけました。これは「立春大吉」の全ての文字が左右対称になっており、裏から見ても同じように読めることから、やってきた鬼が入るのか出るのか混乱して帰ってしまうという伝説があって、鬼を遠ざけ、1年を平穏に過ごすことができる「魔よけの御札」というわけです。「立春大吉」にあやかって平穏に過ごせますように祈りたいと思います。
立春が1年の始まりなら前日は大みそか。古く宮中では「追儺(ついな)」「鬼やらい」といって、大みそかの夜に、人にとりついた災難を追い払う儀式があったのですが、現在の「節分」はそのなごりです。