日誌

3年生専門学校進学ガイダンス(令和2年6月8日)でこんなあいさつをしました

 専門学校の場合、就職と同じだと考えてほしいと思います。そのために必要な資格や技術を学ぶ場所だということ。専門学校に進学すると、学生は同じジャンルを勉強するから高校の友人以上に話が合う友人ができると思います。

 専門学校を選ぶ前に考えてほしいのは、就職と同じでその仕事に向いているのか、自分に適性はあるのかということ。入学後は他の職種に移動しにくい。専門学校を出た後、その職業に就職できなければ意味がありません。授業も技術や資格を取ってなんぼのものなので、その職種で要求される体の動かし方や試験に出るところが中心となるはずで、ここが自由な雰囲気で幅広い教養を身につける大学短大との一番の違いだと思います。

 もちろん大学卒業後も社会に出ますが、就職先を選ぶときに、出身学部と職業は合っていないことも珍しくありません。テレビで活躍しているアナウンサーにも音楽学部出身とか、理学部出身とか、いろいろな方がいらっしゃるように。専門学校の場合、ふつうこんなことはありません。

 そうなれば学校の吟味が重要です。そのためにこのようなガイダンスを行うわけです。パンフやオーキャンからの情報は嘘ではないにしても、学校へのよいイメージを持ってもらうためにプロが工夫しています。ほめすぎのバラ色学生生活に注意。就職ガイダンスに出た人に聞けばわかりますが、社会は甘くない。業界ごとに外からわからない厳しい現実があるはずですが、オーキャンなどでそれについても隠さずに話してくれるでしょうか?

 もう一つ考えてほしいのは、2年間に支払うコストに見合っているのか、ということ。学校、学ぶ分野にもよりますが、受験料が1万円から3万円、合格すると入学金や授業料など初年度納付金が100万円から120万円。2年目の授業料や実習費などが80万円から100万円など、2年間で安くても200万円くらいかかります。けれど、高校卒業の時点で就職していれば得られたはずの給料は2年で500万円くらいになります。ざっと合わせて700万円くらいのコストに見合う学習ができるでしょうか? 2年間あとに就職したとき、700万円を取り戻してプラスにできるような内容の学校でないと行く意味がない。

 必要な教養を身につけ、心構えをしっかりつくっておいてほしいと思います。