日誌

3年生大短進学ガイダンス(令和2年6月9日)でこんなあいさつをしました

1 みなさんの親御さん世代と大学短大受験の様相はまったく違う

 みなさんの親世代と思われる方々が高校3年だったのは1980年から1985年前後と思います。そのころ、大学進学者数はおよそ41万人。18歳人口は年によりばらつきがありますが160万から170万人なので大学進学率としては23~25%でした。大学に行くのは同じ年齢の4人にひとり程度でした。そのころの大学数は450くらいだったようです。

 18歳人口は増加し1992年に205万人になりました。このころの大学進学者数は54万人。人口が増えたのだから当然ですが、大学入試は激戦になります。能力が高くても大学進学をあきらめた人が多かったということでもあります。このころから大学進学の希望をかなえようと多くの大学が誕生しました。

 少子化と言われ1992年から18歳人口は毎年減り続けるのですが、大学は約800に増えています。2020年には18歳人口はおよそ半分の114万人になっています。大学進学者数は61万人と18歳の人の半分以上が大学に進学する状況になりました。つまり18歳人口が増えたときに増やした大学の(入学定員・収容人数)規模が、人口が半分に減った現代でもそのまま続いている、ということです。同年代の半数を超える人たちが大学短大に進学している以上、大学短大卒業後にふさわしい職種が約束されないと考えてください。高卒での就職と比べ恵まれた待遇を期待することはできなくなっています。

2 大学は勉強するところだという覚悟はあるか?

 気を付けてほしいのは「進学した」とは言ったけれど「卒業した」とは言っていないということ。せっかく入った大学の授業についていけず、卒業できず消えていく人もいるということ。近隣を中心に大学短大の退学率をホームページなどで調べてみると、大学によっては退学率が5%を超える大学もあります。社会的に信用がある大学は当然ながら人気があります。人気があれば入るのが難しいのも当然のこと。当たり前の結論ですが、そのために勉強しなくては。本校では大学進学は多数派ではありませんが、高校卒業生の進学率100%近い学校はいくらでもあります。そういう学校では進学を前提にしたカリキュラムを組んで勉強をしています。自分の周囲を見て、成績がいいといっても、受験生全体から見れば力がまったく不足しているのかもしれません。心構えはもちろん、受験に負けない実力をつけてほしいと思います。